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会頭挨拶

榎本哲史会頭

石狩商工会議所は、会員の皆様の温かいご理解と多くの諸先輩の献身的なご努力並びに関係各位のご指導のおかげをもちまして、令和2年4月「創立20周年」を迎えることができました。当会議所は、昭和36年4月に発足した石狩町商工会を前身に、平成12年4月に石狩商工会から移行し、北海道で42番目の商工会議所として発足しております。これまでの20年間は、バブル崩壊後の景気低迷が続く中、リーマンショックや東日本大震災など、経済の大きな変動が連続する激動の時代でしたが、歴代役員並びに会員の皆様がその試練を克服され、各種事業に積極的に取り組み、地域経済の活性化に力を尽くしてこられました。

現在、我が国経済は、これまでの経済危機とはまったく異質な「新型コロナウイルス」の感染拡大により、国内の感染防止に向けた政府の緊急事態宣言や休業要請・営業自粛を機に一段と制約を強いられ、中小・小規模事業者の経営は危機的状況に陥っています。
収束までは、長期戦を覚悟する必要がありますが、こうした未曽有の厳しい経済危機の中、今こそ、商工会議所の存在意義を発揮し、会員個々の経営に寄り添いながら、存在感のある商工会議所として地方創生の一翼を担いつつ、一層の地域経済の躍進を目指したいと考えております。

また、これからも相応の時間がかかるものとは思いますが、昨今のワクチン接種では希望の光が見え始めたような気もしております。今後も、会員各位はもちろん、北海道・石狩市など関係機関・団体との連携を一層深めながら一丸となってこの新型コロナウイルス危機に打ち勝ち、未来をしっかりと切り開いていくため、当会議所創設の原点に立ち返り、地域経済の活性化に向けて力の限り努力していく所存であります。

最後に、会員事業所の持続的な経営と地域経済の発展は、当会議所の使命であり、ポスト・コロナを展望した様々な変革を推し進めるなど、役職員一同が引き続き全力を傾注し取り組んで参ります。皆様とともに、この危機を乗り越えるためにも、会員並びに関係当局の皆様の一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

 

石狩商工会議所
会 頭

榎本 哲史
Tetsushi Enomoto