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代表者ご挨拶

石狩市は、昭和46年前後から札幌市のベッドタウンとして宅地化が進み、石狩湾新港の建設と工業団地の造成で急速に発展。今では600社を超える企業が操業する道内でも有数の工業団地が形成されており、道央圏の物流拠点となっています。
平成17年には、石狩湾からニシンやサケの豊かな恵みを享受してきた三つのまち「石狩市・厚田村・浜益村」が合併しました。美しい自然や景観、豊富な食材、文化、歴史などの地域資源を誇る新しい石狩市が誕生しています。
他方、石狩発展の源となっている石狩湾新港地域では、郊外型データセンターや国内最大級のLNG(液化天然ガス)タンク基地が営業を開始。さらに、平成25年度から経済産業省の事業として、送電ロスが少なく未来のケーブルとして期待される「超電導直流送電」の実用化を目指した、全国的にも注目度の高い実証実験が開始されるなど、最先端の工業エリアになっています。
こうしたなか、石狩商工会議所では、ものづくり支援に力を入れてきました。平成25年度から、市内製造業者の健全なる発展のため、人・技術のネットワークづくり促進や各企業の経営力・組織力の強化を目指し、「石狩ものづくりネットワーク事業」を展開しています。
この事業では、対象者を当会議所の会員に限らず、広く市内において製造業などを営む経営者・後継者・幹部従業員とし、企業間のビジネスネットワークを構築。セミナーや企業視察、名刺交換会、WEBサイトの制作など、ビジネスマッチングへと展開させるコミュニケーションづくりに注力しています。
今後は、こうした取り組みをベースに、共同開発製品やビジネスマッチングによる「企業連携を活かした売れる製品」の実現を目指していきます。

石狩商工会議所 工業部会
部会長 秋枝 征典